パソコンのHDDをSSDに交換する。(その1)

今回は、購入したリユースパソコンのHDDをSSDに交換する方法を解説していきます。リユースパソコンでなくても同じ方法で交換が可能です。

 まずは、いくつかの交換方法を検討し最適な方法を選択します。

 

 

 

・HDDをSSDに交換するメリット

HDDをSSDに交換するメリットはいくつかあります。以下に箇条書きします。

1,一番のメリットはOSの起動が早くなり、すぐに使用可能となること。
3,大きなファイルの読み書きが高速になり時間の節約につながります。
2,定期的なメンテナンスが必要なくなりパフォーマンスが安定しています。
4,消費電力と発熱を抑えることができます。

 

・HDDをSSDに交換するデメリット

同時にいくつかのデメリットも存在します。以下に箇条書きします。

1、容量あたりの単価が高い
2,できれば、容量に余裕をもって使用した方が良い(空き50GB程度)
3,寿命がHDDに比べ短い場合がある。

 

デメリットの部分は使い方や設定を見直すことで、いくらか対処することが可能です。お勧めの対処方法は、OS部分の起動DISCをSSDで構築します。残りのデータ部分をHDDで構築し、データーDISCを物理的に分けてシステムを構成します。

こうすることによって、SSDのメリットを生かしながら、容量の大きなファイルは安価なHDDに保存することで、費用と性能バランスの良いシステムとすることができるようになります。

・HDDをSSDに交換する、お勧めの方法

交換方法には幾つかの方法が有ります。以下に箇条書きします。

 

① クローンソフトを使用したHDD⇒SSDコピー
② DISCコピー装置を使用した、データコピー
③ Windows10のディスクイメージを使用した新規インストール

 

上記の方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

① クローンソフトを使用したHDD⇒SSDコピー

フリーソフト等を使用すれば無料で移行することができますが、それぞれのソフトにおいて使い方も様々で、それなりのスキルが必要となります。

 

② DISCコピー装置を使用した、データコピー

この方法が一番簡単です。その代わりにDISCをコピーする装置を用意する必要があります。DISCをむき出しで使用するタイプが多いので、データストレージとしての普段使いにはあまりお勧めできません。

以下に代表的な機器のリンクを記載しておきます。

玄人志向 | KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3:コピー&消去対応 USB3.0接続 3.5/2.5型 SATA SSD/HDDx2 スタンド(ブラック)

 

 

③ Windows10のディスクイメージを使用した新規インストール

新規インストールとなりますので、今まで使用していたパソコンの、DISC交換にはお勧めできません。今回は新規購入したリユースパソコンのDISC交換なので、特に必要なデータもないため、この方法を使用します。この方法のメリットは、費用がほとんどかからないこと、そして、クリーンな状態のOSとなることが挙げられます。

また、「最近Windows10が重くなってきた」「Cドライブの容量が増えてきてクリーンナップをしても減らない」などの不満をお持ちの方にもお勧めの方法となります。その場合は、バックアップを忘れずに作成しておいてください。

 

・最後に

SSD交換方法まで一気に記載する予定でしたが、記事を書いていると、あれもこれも説明した方が良いかと思うようになり、少し長くなりそうです。そこで数回にわたって記載することとしました。したがいまして今回はここまでとさせて戴きます。

読んでいただきありがとうございます。次回はHDD⇒SSDの交換する。(その2)として、お話の続きをしたいと思います。